和でも洋でも「ごはん」でも。あらためて知る土鍋の魅力

「土鍋でごはんを炊いているの」という声をあちらこちらで耳にします。ふっくらとたきあがり、お米のうまみを存分に味わえるんですって。食事の〆の定番としている料亭などがあるのも、これが究極の米の調理法だからなのかもしれません。
 

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陶芸作家 笠原良子さんの作品。鍋ものに、ごはんに。サイズもいろいろ。


 
こうして「土鍋ごはん」が気になっていたところ、『お米がおいしいうつわ展〜耐熱のうつわ』のお知らせハガキがとどきました。全国の作家さんを丁寧にまじめな気持ちで選び抜き紹介している「うつわ謙信」さんが定期的に主催する「うつわ展」シリーズは、季節に寄り添い暮らしのなかにうつわを取り入れる素敵なテーマばかり。展覧会をたずねるたび、うつわに対する新しい扉がひらかれます。
今回の会場は江戸川橋にある「酢飯屋 水道ギャラリー」。ちょうど在廊していた笠原良子さんにおはなしをうかがうことができました。どのようなお客さんが買われていきますか?とたずねると、”いざ土鍋を買おうとなると、お決まりの「和柄」のものしかなく、オリジナリティがほしいという方、和にも洋にも使えるデザインをお探しの方には喜ばれていますね”とのこと。確かに!土鍋を思い浮かべたときに脳裏によみがえるのは「the 和柄」というデザインかも…。
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グラタン皿にもカスエラ(スペイン製の耐熱陶器)にも。


 
火にかけると膨張してしまうため割れてしまう通常の焼物とちがい、耐熱の焼きものは膨張を押さえる特殊な土を混ぜ込んで低めの温度で焼き上げるのだそう。
ご自身もお料理大好きという笠原さん。なるほど、お米を炊くだけでなく、グラタン、アヒージョ、そのほか直接火にかけるお料理にはなんでも使えて、そのままテーブルにだせるシンプルなうつわはとても使い勝手がよさそう。なにより手にしたときにずっしりとした重さとともに伝わってくるぬくもりは、大量生産の土鍋からは感じられないものです。
 
食卓を自分らしく彩りたいかたはぜひ。『お米がおいしいうつわ展〜耐熱のうつわ』は、今月16日までです。
【期間】2014年12月11日(木)~16日(火)
【時間】11:00~20:00(最終日17:00まで)
【会場】水道ギャラリー http://www.sumeshiya.com/
【詳細】http://goo.gl/aQdxXt

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