涼しげな切子細工でエコロジーな夏に(English ver. available)

江戸切子/EDO KIRIKO


7月5日は「江戸切子」の日。東京カットグラス工業協同組合により制定されました。 江戸切子の代表的な柄「魚子(ななこ)」の語呂合わせです。
江戸切子とは、切子細工の一つで江戸時代末期にはじまったカットグラス工法。
透明なガラスに切り込みをいれ、細工をします。その美しい模様は、誰でも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
江戸時代後期に制作されはじめた「江戸切子」は、同時期に確立した薩摩切子とともに江戸期のすぐれたガラス工芸品とされていました。しかしこのふたつには大きな違いがあります。
薩摩切子は、島津藩の一事業として手厚い保護を受け、当時としては最高の研究と開発がなされた美術工芸品でしたが。歴史の憂き目にあい一時は消滅するも、近年薩摩の土地に根付く人々により復元に成功しています。
いっぽう江戸切子は、庶民の手により原料コストに見合った範囲で制作されていた日常生活品。そこにイギリス人技師によりヨーロッパの新しい技法が導入され、伝授される技として確立。後々に伝えられることとなったのです。

薩摩切子/SATSUMA KIRIKO


そして現代。江戸切子は、東京都の伝統工芸品に認定されています。東京に「伝統」があるなんて、ちょっとうれしくなりませんか。
今か今かと待ち受けている夏の暑さ。見た目にも涼しげな切子細工を手にすれば、クーラーを消して、自然の風を楽しみたくなりますね。
(情報提供):東京カットグラス共同組合島津薩摩切子


“Japanese glass-cut KIRIKO make cool Summer”
July 5th is the day of “EDO KIRIKO”, which is one of Japanese traditional cut-glass manufacture. It come from this, July 5th pronounce “nanago ” and “nanako” is a typical pattern of “EDO KIRIKO” . There are two type in KIRIKO, one is “EDO KIRIKO” and the other is “SATSUMA KIRIKO”. (*EDO is the old name for Tokyo and SATSUMA is one for a Kyushu area) and “EDO KIRIKO” is certified as traditional craft good of Tokyo. Don’t you think they look so cool and make this summer so cool with them.

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