梅雨の憂鬱をふき飛ばすおいしい方法って?

髪はぐちゃぐちゃ、気分は滅入る、そんなうっとおしい梅雨は大嫌い、という方も多いのでは。だったら「梅」を逆手にとって、この季節を思いっきり楽しんじゃうのはいかがです? 例えば、梅酒づくり、梅シロップづくり。どちらも家に帰るのが楽しみになること請け合いです。

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梅が出回るのはほんのいっとき。今か今かと待ち構えているライバルは大勢いますから、新鮮で黄熟した質のよいものはすぐに売り切れてしまい手に入らないこともしばしば。どのお店で購入するのがよいか早めにチェックしておきましょう。最近ではネットで扱っているところも増えてきましたよ。店頭でよく見かけるのは「青梅」ですが、やはり熟成したものは味も香りも断然よくなります。
お酒が苦手な方や小さいお子さんがいらっしゃるなら、梅シロップづくりがおすすめです。水やソーダで割ってジュースとしていただいてもよいですし、かき氷のシロップにもなります。ビールで割ってビールカクテルにすれば、夜もふけた大人時間にぴったり。
まずは下準備。梅は軽く水洗いしたあとキッチンペーパーなどでよく水気をふきとります。なり口に残った「軸」を竹串などで丁寧にのぞいておきます。容器は余裕のある大ぶりなものを。梅は梅酒の場合だと、梅1Kgに対して、氷砂糖500g、酒類1.8リットルを漬け込むわけです。市販の梅酒ビンであれば5リットルサイズ程度のものを。漬ける前の熱湯消毒もわすれずにおこなってください。

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【梅シロップの作り方】
梅1kg、氷砂糖1Kg、ガラス瓶、を用意します。梅と氷砂糖を交互にビンに入れます。梅の変化を毎日観察するのも楽しいもの。ときどき、ビンをゆすって発酵をうながしながら、1ヶ月ほど漬け込めば飲み頃です。
【梅酒の作り方】
梅1kg、氷砂糖1Kg、ホワイトリカー1.8リットル、ガラス瓶、を用意します。ホワイトリカーを日本酒やブランデー(安物で可)などに変えるとまたちがった味わいに。氷砂糖も黒砂糖やきび砂糖を使うと風味が増します。梅と氷砂糖を交互にビンに入れさいごに酒をそそぎます。シロップとちがってすこしばかりの辛抱が必要、半年から1年ほど漬け込むと飲み頃です。
さあ、がんばった「梅仕事」で完成したさわやかドリンクで、梅雨の憂鬱を吹き飛ばしちゃいましょう。ただしいくらおいしくても、飲み過ぎにはくれぐれもご用心を!
(photo) Flickr hiki

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